MAGISは今年もイタリア・ミラノで開催されたミラノサローネ国際家具見本市に参加。例年同様、フィエラ本会場ホール20にブースを出展し、コンスタンティン・グルチッチの新作キャビネット「Chess」や、iittalaとのコラボレーションで実現した、オイヴァ・トイッカによる照明「Linnut」ほか、意欲作を多数発表しました。
これまでとは趣向を変えたブースデザインでも注目を集めたマジス。小さな理想の街をつくるという着想からデザインしたオリジナリティ溢れる空間は、ストックホルムの Note Design Studioとの共同によるものです。落ち着きのある洗練された色調が印象的な空間で、マジスの世界観をアピールしました。
コンスタンティン・グルチッチによる新作キャビネット「Chess」
注目は、収納メーカーFamiとのコラボレーションにより、コンスタンティン・グルチッチが手がけたシートメタルの新作キャビネット「Chess」。頑丈なイメージのシートメタルとは対照的なオーク材を引き手や土台に用いることにより、屋内シーンに合う柔らかでエレガントな雰囲気に仕上げられています。
マジスにとって錬鉄のOfficina、Brutに続く金属作品となるChessは、サイズ展開も豊富。引き出しか引き戸を選ぶこともできます。カラーはシグナルホワイトとワインレッドのパウダー塗装仕上げ。単体での利用はもちろん、モジュールとしてまとめての配置もおすすめです。(日本では、2018年冬以降の発売を予定)
ミラノサローネ期間中、ミラノ市内 Via Rosales 5番地にてインスタレーション展示も開催されました。
マジス初の照明作品「Linnut」初お披露目
マジスはiittalaとのコラボレーションにより、今回初めて照明の世界へ進出。オイヴァ・トイッカの有名な吹きガラス作品Birdsをベースにした置き型ランプのコレクション「Linnut」を発表しました。
オイヴァ・トイッカの素晴らしい想像力から生み出された5体のランプ「Linnut」。早く日本でもご紹介したいです!
Corso GaribaldiにあるMagisのショールームで行った幻想的なインスタレーションも話題を集めました。
インガ・センペによるミラーコレクション「Vitrail」
マジスとの初コラボレーションとなるインガ・センペは、クリアミラーとカラーミラーを巧みに用いた「Vitrail」を発表。
中央の鏡を小さな鏡のピースがぐるっと囲んだヴェネチアンミラーにインスピレーションを得たデザインで、対照的なカラーのいくつかのピースでひとつのミラーを構成。各ピースはゴムのフレームで区切られています。姿を見るという機能だけでなく、壁に飾って空間を華やかに彩るアイテムとして楽しめそうです。
me too collectionにも新たなラインナップが登場!
me too collectionには、ビッグゲーム、ブレイズ・ドラモンド、スパルヴィエリ&デルキオットによる新たなプロジェクトが加わりました。
スイスのデザインチームBIG-GAMEによる「Little Big」には、テーブルと3つの楽しいミラーが仲間入り。
チェア同様、子供の成長に応じて天板の高さ変えることができるテーブルは、幼稚園などでの利用もおすすめです。
3種類あるlaughing mirrorsは、なんと湾曲する鏡。おとぎ話の世界に引き込まれるような楽しさを教えてくれます。
Simone Spalvieri and Valentina Del Ciottoによる「The Roof Chair」は、柔らかく伸びる素材でできていて、屋根の部分に腰掛けたり、のぼったりすべったり、トンネルのようにくぐったりして遊ぶことができる、想像力を刺激するアイテムです。先端技術でつくられた柔らかく伸びる素材は、耐荷重にも弾性にも優れています。
ジャスパー・モリソンによる新しいチェア「Plato」
ジャスパー・モリソンらしいミニマルなデザインのチェア「Plato」は、ダイキャストアルミニウム製。同様のプラスチック製チェアと比べて、スリムで頑丈。インドアにもアウトドアにも適しており、多用途に用いることができるチェアです。
ブースを盛り上げた展示シーンの数々
今年もたくさんのデザイナーや関係者が訪れ、賑わいを見せたマジスブースの様子を、展示商品と共にご紹介いたします。