英国デザイナー、エドワード・バーバーとジェイ・オズガビーがデザインした「アルピナ」。伝統的なアルパインファニチャースタイルから着想を得て、サステナビリティの観点からチェアの原型を再定義しました。シンプルな設計は優美さを醸し出し、清潔感のある包み込むような曲線が、伝統的スタイルから現代的スタイルまでマッチします。公共施設からオフィス、私邸と幅広いシーンでの活用が期待できるフレキシブルなチェアです。
アルピナ プロジェクトは、循環経済の原則に則ったエコロジーなチェアを作りたいという思いから始まりました。素材選定は熟考され、アッシュ無垢材(FSC認証)のフレームに、廃食用油をほぼ100%原料とするバイオベース ポリプロピレンの背もたれを組み合わせています。
廃食用油を主原料とするバイオベースポリプロピレンは、地球の未来のためにより良い選択となる優れた素材と言えるでしょう。耐久性に優れていると同時に再利用ができ、従来のプラスティックと比べて製造時に排出されるCO2排出量を最大40%削減することができます。バイオベースポリプロピレンとFSC認証のアッシュ無垢材を使用したことで、将来的に アルピナ を廃棄することになっても、新たな資源へとリサイクルができる(=循環させることができる)エコな製品と言えるのです。
エドワード・バーバー&ジェイ・オズガビーはこう述べています。「私たちはデザイナーとして、サステナブルで循環型アプローチを仕事の中核に据えることに大きな責任を負っています。バイオプラスチックは、“今後のデザインは、耐久性とリサイクル性の両面を持つ、責任ある素材を使用する時代へと踏み出した” ことを表しているのです。」
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